今や現代病ともいわれるうつ病、世界で3億5千万人もの人が患っているといわれています。実はたつにいも今から26年前に仕事のストレスで、うつの一歩手前にまでなってしまいました。しかし現在は、まったくうつになる気配もなく、色々日々のストレスはありますが強い心で穏やかに過ごせています。
医学的にではありませんが、個人の経験からこのように強く生きることもできるということをお伝えしたいと思い記事にしてみましたので、現在つらい立場にいる方はご参考にしてみてください。
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どうしてうつになったか
たつにいがうつになった当時の状況は20歳で新卒で入社し、一年が経とうとしたときです。経理の仕事をしていましたが、最初は簡単な仕事を与えられていましたが、半年後には人事異動で主任の上司が出向してしまい、そのポジションを任されることになりました。
しかし、任された後も新人に与えられる業務が増えていき、いっぱいいっぱいになってる自分がいました。
もう一つ大変だったのが、今でこそ会計ソフトで簡単に経理の仕事ができますが、当時入社した会社は、自前でプログラミングして会計業務を行っていました。(別部署のシステム課が作ったらしい)
中身も複雑でそれを理解しながら業務をこなすという、ハードさでした。そして、毎日毎日残業しても、仕事が進まず。思考力がなくなっていき、労働組合からは残業のし過ぎと注意され、課長は仕事中いねむりしてフォローもなく、やりがいもなにも感じなくなりました。
状況を周りには話してもその場は気分がすっきりしますが、仕事に行くとまた同じ状況で、周りに話すこともなくなりました。
とにかくやる気もなくなり、会社に行くのも嫌になりました。
20代前半でこんな精神状態になるのは初めてで、自分でもどうしたらいいのかわかりませんでした。
当時うつがまだ世間に浸透していない
今でこそ、うつは現代病と言われてますが、当時はまったく耳にすることもなかったのです。
そんな時、自分の症状を家のインターネットで調べてみました。
入社時に課長に「家に一台くらいはパソコン持ってた方がいいぞ」と言われ、購入していました。当時は現在みたいにスマホもフレッツひかりやADSLもなく、アナログ回線でしたので、接続時間で請求料金が決まるという感じで、あまりに長い時間ネットをすると請求額が高くなるような環境でしたが、夢中になって調べていました。
自分の症状を調べてみると、どうやら「うつ」だということがわかりました。この状態まで行くと病院へ行き、診断書を書いてもらい、休職した方がいいということがわかりました。
そこで親にはなして、「こういう状況だから、病院に行きたい」と言いましたが、この症状が世間一般的ではないのと、せっかく就職したのにこんな状態になってる自分に、文句まで言われ、余計に落ち込み理解してもらえない状況に悲しくなりました。
しかし、そうも言ってられないので、ちょっと遠くの心療内科に行くことにしました。そして、診察してもらい事情を話し、診断書を書いてもらいました。その時先生には、環境を変えれば症状は良くなるよと言われました。
思ってたより軽い診断だったみたいですが、今考えてみると、つらい自分の状態をなんとかしたいと考えてる姿をみて先生は大丈夫だと思ったんだと思います。
抗うつ薬ももらいましたが、診察ですごく気分が晴れた気がして、あまり薬は飲んでませんでした。薬に頼りたくないという思いもありました。
診断書をもって会社へ
そして、その診断書を持ち、会社に行って事情を話さなといけません。今でこそこういう事例は多いかもしれませんが、当時は本当にすくなかったので、恥ずかしさもありましたが本当に一生懸命でした。
また、会社も休みがちになっていたので、代わりに仕事をしてくれている職場の方に申し訳ないなという思いもありました。
当時の自分は若かったというのもありますが、周りの目も気にして休職という考えにはならず、退職しか考えていませんでした。休職しても心が晴れる気がしなかったのです。とにかく今のつらい気持ちを開放したいとしか考えられませんでした。
そして、総務課長と面談し、退職の意を伝えると、実は以前も1人同じ状態になった人がいて、自分は2人目だったようです。そして、自分の所属していた課の居眠り課長と面談して、「うつは気の持ちようだよ」とか色々言われましたが、たしかに今思うとそれも一理あると思います。ですが当時は居眠りしてるやつに言われたくねーよという思いでスルーして聞いていました(笑)
そして、退職しましたが今現在でも、後悔はないと思ってます。ですが、若かったのもあって、これまでの反動で友達と遊びまくって貯金を使い果たしてしまいました(^^;そのあとまた仕事はしましたが・・・
うつになりやすい性格
いま当時を振り返ってみると、現在よく言われるうつになりやすい性格に当てはまっていると思いました。よく言われるのが
- まじめ
- 人の頼みを断れない
- 周りに相談できない
- 感情をため込んでしまう
世間一般にはこう言われているとおもいますが、個人的に当時の自分を考えてみて、うつになりやすいなと思うもっと深い裏の性格を考えてみました。それは
- 自分に甘い
- 世間知らず
- 自分のことしか考えない
- 人に依存しやすい
- 人のせいにする
こんな裏の性格もあるのではないかと思います。実際に年を重ねていくにつれこの考え方が自分にはあるというのを気づいていきました。
このような考えが自分の中にあったため、当時のその状況を自分で招いてしまっていたのです。現在の自分が当時の状況下にいたら、間違いなく、仕事をうまく進めるための一番いい方法を考え行動していたと思います。
当時の自分は、それすら考えずに放棄してしまっていたのです。目の前の嫌な状況から目をそらしていました。
最後にまとめ
20代前半に社会人になってすぐつまづいてしまって、周りでも、誰も経験していないことを経験し今となっては、苦い思い出の一つですが、後悔があるとしたら、退職したことではなく、嫌なことから逃げ出して、悪循環になっていたことに気づかなかった自分に後悔しています。
ですが、自分の弱さや甘さも認め反省し、現在はこの経験を糧にして、目の前の嫌のことから目をそらさず、地に足をついてちゃんと楽しく生きています。
今思うと、若いときに苦い経験したおかげで、今が楽しく仕事ができているのでよかったなとも思えるようになりました。たまに逃げ出したくなるような状況もありますが、そんな状況ですらどうやったら解消できるかと、楽しんで解決できることに生きる喜びを感じれています。
次回はうつを克服するためにどのように考えていったかを記事にしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^-^)
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