前回に引き続き、職場の慰安旅行で、今回は、湯野浜温泉「游水亭いさごや」さんに宿泊から、酒田方面への観光について記事を書きたいと思います。
前回の記事山方市・鶴岡方面はこちら
【観光編】山形市・庄内地方への慰安旅行①(文翔館・加茂水族館・湯野浜温泉) | たつにいの日々向上
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鶴岡市内
湯野浜温泉「游水亭いさごや」
バスで、「いさごや」さんに到着したのは、16時半頃。ちょうど夕日が沈む頃で、上手く行けば、展望風呂に入りながら日の入りが見れる!と思いましたが、展望風呂は女性、男性はもう一つの方の外は見れないお風呂でした^^;
まずは、游水亭いさごやは、なんといっても部屋からも、展望風呂からも日本海を一望できる海沿いの宿で、本当に部屋からの見晴らしは最高でした!
宿について、集合写真を撮り、ひとまず部屋へ、夕日が沈むのを部屋で見ながらくつろぎ、早速お風呂へ。
殿方はこの時間は「月水湯」で、海は見えないのですが広い室内浴場と、露天風呂・露天檜風呂があり、全部に入りましたが、いい湯加減で疲れも吹き飛びました。そして、もう一つ、アロマも香るミストサウナがあり、この日はラベンダーとユーカリで、入ってみましたが、アロマの香りも心地よく、かなりリラックスできた感じがしました。
風呂の後は宴会です。宴会場で夕食だったのですが、部屋には、生花と中央壁面に大きく「白砂青松」という書が飾ってあり、初めその文字が読めなかったので女将さんに聞いたら、白砂青松とは、白い砂浜と、青々とした松の美しい海岸という意味で、まるで湯野浜にふさわしい言葉だなと思いました。
料理の方は地場の食材を使用した、ぎんなん、柿、山形牛、くらげ、魚介類などの見た目もキレイな料理がでてきて、味も美味しく頂きました。
サービスが良かったと思ったのが、宴会がそろそろいい時間になっても、なかなか最後のご飯とデザートがでてこなく、なんでかなと思ったら、宴会が盛り上がりすぎて、空気を読んで遠慮していたそうです。
宴会も終了し部屋に戻ると、布団が敷いてありましたが、その後は、毎年恒例の宿の周辺散策です。今回は皆でラーメンを食べようと、フロントにラーメン屋がないか確認したら、一軒しかなく、ネットで調べても9人くらいしか入れなさそうなとこに14人もいけるか、フロントに電話で確認してもらいました。
意外に大丈夫ということで徒歩2分位、浜風を浴びながら下駄でラーメン屋さんへ・・・
行ってみると年配の店主一人で切り盛りしている、温泉街によくあるラーメン屋でした。カウンターと小上がり席に14人なんとか座り、ラーメン10人分お願いしました^^;こんなに客が来ることがあるのかはわかりませんがなんとか10人分出来上がり、食しましたがちょっと味は薄かったですが、昔ながらの醤油ラーメンという感じで温泉街の雰囲気は味わえたと思います。
店主は無口な頑固おやじっぽい顔でしたが、ビールやら、コップ、小分けのお椀など迷惑な注文にもちゃんと答えてくれて、いい方でした。わずか数十分で1万円の売上で、多少は潤ってもらえたかなと思います。
そして、また浜風を浴び宿へ、途中の下り石段で風で浴衣がマリリン・モンローなみにまくれ上がり、爆笑しながら戻り、2回目のお風呂へ突入。温まった後、就寝。。。
朝起きて、またお風呂へ。今度は男性と女性のお風呂が入れ替わったので今度は「吟水湯」へ入りました。今度は展望風呂で、海を見ながら最高の気分でお風呂に浸かりました。
朝食は、バイキングではなく、よくありそうな旅館の朝食で、納豆や魚、漬物、温泉卵、鳥海高原ヨーグルト、美味しいご飯orおかゆ、味噌汁も直接火で温めて、お椀に装って食べるなど、とても美味しく残さずいただきました。
そして、名残惜しくも、出発の支度をし、バスへ乗車、次の酒田へ行くには一度逆方向へ向かい、バスをUターンさせてまた宿の前を通るのですが、Uターンして戻って来ても、宿の方々が寒い中、手を振って待ってくださって、皆感激していました。
酒田市内
予定より時間が早いため、ちょっと寄り道で、本間家旧本邸の別館のところで、時間つぶしがてら買い物。売っているものは、ミニチュアの食器や家具等、ほんとにちっちゃいながらも、ちゃんと模様が入ったお皿や、石でできたアクセサリーなど雑貨が多かったです。
そして、山居倉庫へ・・・
山居倉庫
山居倉庫について・・・山形県のHPより
山居倉庫は1893年(明治26)に酒田米穀取引所の付属倉庫として、旧庄内藩酒井家により最上川と新井田川に挟まれた通称「山居島」に建てられた。
舟による米の積み下ろしに便利な立地で、12棟の巨大な木造の倉庫を連ねた美しい建物と、最上川側のケヤキ並木が独特の風情を伝えている。
建設された14棟のうち12棟が残っており、現在も米穀倉庫として使用され、一部は「庄内米歴史資料館」や観光物産館として活用されている。現在の倉庫内は、機械設備による空調管理が行き届いているが、設立当時は二重屋根やケヤキ並木、天窓や換気窓の配置など、様々な工夫を施し空調管理を行っていた。
二重屋根は、土蔵と屋根の間に空間を作って風通しをよくし、積み重ねた俵の熱の放散と、屋根からの伝導熱を防ぐ役割を果たしている。
また、ケヤキ並木は、日本海からの強い西風と夏の直射日光をさえぎり、倉庫内の温度を一定に保つ目的で植えられたもので、現在では見事な巨木となり、倉庫の屋根を覆っている。
現在も米の保管場所として使用しているそうです。倉庫の温度が上がらないように、ケヤキ並木や二重屋根を実際に見ましたが本当に夏も涼しそうな感じがしました。
倉庫は現在ある12棟のうち2棟を県が買い取り、資料館と観光物産館に利用しています。買い取った金額も1棟一億円というガイドさんの話しでした。ものすごい金額ですね!
中の資料館では、リアルな人形が当時の様子を再現しており、奥の方では、実際に米俵を担ぐコーナーがあり、30kgと60kgの米俵がありましたが、たつにいは60kgがギリギリでした^^;
しかし、なんと当時は、女性が60kgの米俵を5つ、計300kgを担いでる写真が残っており、人形で再現されていましたが、60kgでもいっぱいいっぱいだったのに、驚愕の写真でした(笑)
その後、もう一つの倉庫の観光物産館「酒田夢の倶楽」で買い物し、山居倉庫を後にしました。
山居倉庫は何と言っても、倉庫とケヤキ並木と桟橋などの景色が本当に美しいとしか言いようがなく、吉永小百合も歩いたことがあるとガイドさんが言っていました。
さかた海鮮市場
昼食は、山居倉庫から近くのさかた海鮮市場で食べました。
海鮮市場は一階が魚介類などの買い物をするところになっていて、2階が食事処でした。2階へあがり予約席へ。
1000円程度の海鮮丼か焼き魚定食を選んで食べましたが、たつにいは海鮮丼が好きなので、海鮮丼をいただきました。魚も脂がのって、エビも大きく本当に新鮮で美味しかったです。また来た時は、うにやイクラ丼も食べたいなと思うほどでした(^^)
食事後、物産館を見て回り、その後は酒田米菓の工場見学に行きました。
酒田米菓
酒田米菓で有名なのは、オランダせんべいで、オランダと言っても、国は全く関係なく、方言が由来で、自分たちのことを「おらだ」というので、自分たちで作ったせんべいということで、オランダせんべいとなったそうです。そして、薄焼きのせんべいがオランダせんべいです。
ちなみにマスコットキャラクターの「オランダちゃん」ていうのもあります。
酒田米菓の工場は、最上川沿いにあり、幅はそんなにないのですが、なんと全長が500mもあり、すごい特殊な建物だなと驚きました。中では、せんべいを作る機械のラインがあり、米を蒸してからせんべいの形を作って、金属探知機を通り梱包までずっと続いていました。なかでも手作業のところもあり、形の良くないせんべいは、作業員の方が棒を使い外していました。そして、梱包も手作業でやるそうです。やっぱり、機械だけではなく人の目を使わないと品質が保てないのでしょうね。
ガイドさんが説明してくれていたのですが、途中、せんべいやお米についての資料があったり、トリックアートみたいな写真撮影の場所があったりしました。
最後の方では試食もでき。懐かしのソース味が食べれましたが、美味しかったので、あとで売店で買ってしまいました。
見学後は二階にあがり、せんべい焼き体験をおこない、実際に自分で焼いて食べるという、なんとも嬉しい体験ができました。三枚の薄い生地を、コンロで焼いていき、3秒毎にひっくり返して、いい感じに焼けたら、醤油を塗って食べるという、本人の技量が試される体験でしたが、ぜひやってみてください!
最後に
帰りは、皆疲れて寝ていましたが、本当にどこも満足できる、観光だったと思います。歴史ある建物は、感性が磨かれますし、食事も肉や魚介で自然の恵みを味わえ、せんべい焼き体験ができたり、物産館では、皆大量にお土産を購入し、「いさごや」さんも最高のおもてなしで言うことなかったです!
また行きたいと思える旅行でした。もし、山形の庄内地方に旅行を検討される際は、ぜひ、参考にしてください(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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